紀元前から賢い人がたくさん出てきているのに、どうして戦争をやめさせることができないのだろう?と言うのが最近の疑問で、目下最大のテーマである。
その賢人たちのほとんどは「どうすれば世界の平和を実現できるか」を考えてきたのだから、もういいかげん戦争をなくしてもよさそうじゃないか、と思うのだ。
国家と言うものが戦争の原因になっているのなら、国家をなくしてしまえば良いだろうに。人間の欲望が争いごとを起こしているのなら、欲望を禁止してしまえば良いだろうに。
などとよからぬことを考えてしまうのだ。
と言うわけで、山小屋に竹林の七賢人ならぬ「へんちくりん会議」をいつでも開催できるように会議場を作ろうと思い立った。
名古屋の爺さんが、天文台を作ったらやることがなくなった、と嘆いているのを聞きつけ、「小屋のひさしの伸ばして集会所を作ろうと思っている、と持ちかけると「ぼくにやらせて!」といってくれた。
ぼくも少し手伝って5日ほどで2間3間ほどの立派な集会所ができた。
これで、世界の紛争問題に対する処方箋が描けるはずだ。
もう残り少ない人生なのだから、少しは人類に感謝される事業を残しておかねばならない、と強い決意で作った「少し大きめのひさし」である。
2014年8月10日日曜日
2014年7月13日日曜日
一念発起、読書ノートを作る
佐伯泰英の「吉原裏同心」と言う小説をNHKがドラマにすることを知って、「山ちゃん!あんた
持っておろうが!貸しておくれ!」と電話。
「あるで、いま21巻まででちょる。」
「なぬ、そんげや、ならとりあえず10巻まででいい」
「いいよ、いつもの喫茶店にもって行くよ。」となり、いま猛読中。面白い。
山にも持って行って読んでいると、一癖ある隣人いわく「佐伯泰英は藤沢周平の模倣じゃ。おもしりいかええ?」といつもの調子。
「そうかねえ、周平のチャンバラはこんな奇抜な剣を使うというだけのことで、それはそれなりに面白いけど時代や社会を描いていないよ。その点佐伯は面白いけどなあ。」とやんわり反論。
「・・・・・」再反論はなかった。
それにしてもこの佐伯さんちょっと書きすぎ。現在進行中の続き物だけでも4~5本はあるんじゃないか。儲かりすぎて、熱海にある超有名な人の別荘を買い取って住んでいるとか。
枯れなきゃ良いけど。
しかし、山ちゃんには文句を言った。
「他の読みかけの本が読めなくて困る。どうしても手元にあると面白いチャンバラに手が行ってしまう。どうしてくれる。」
たとえば「国際秩序」細谷雄一著(中公新書)、「地球進化~46億年の物語」ロバート・ヘイゼン著(bruebacks)、などはもう数週間も持ち歩いている。
このパターンはあまりよくない。経験では、最後まで読み通すことがあまりないからだ。
そこで一念発起。読書ノートを作ることにした。買った本は先ずこのノートに題や著者、出版社を書く。そして必ず1ページはメモなり感想を書くことを自分に課したのだ。
しかし、まだ始めて1週間くらいだからきれいなもんだ。
持っておろうが!貸しておくれ!」と電話。
「あるで、いま21巻まででちょる。」
「なぬ、そんげや、ならとりあえず10巻まででいい」
「いいよ、いつもの喫茶店にもって行くよ。」となり、いま猛読中。面白い。
山にも持って行って読んでいると、一癖ある隣人いわく「佐伯泰英は藤沢周平の模倣じゃ。おもしりいかええ?」といつもの調子。
「そうかねえ、周平のチャンバラはこんな奇抜な剣を使うというだけのことで、それはそれなりに面白いけど時代や社会を描いていないよ。その点佐伯は面白いけどなあ。」とやんわり反論。
「・・・・・」再反論はなかった。
それにしてもこの佐伯さんちょっと書きすぎ。現在進行中の続き物だけでも4~5本はあるんじゃないか。儲かりすぎて、熱海にある超有名な人の別荘を買い取って住んでいるとか。
枯れなきゃ良いけど。
しかし、山ちゃんには文句を言った。
「他の読みかけの本が読めなくて困る。どうしても手元にあると面白いチャンバラに手が行ってしまう。どうしてくれる。」
たとえば「国際秩序」細谷雄一著(中公新書)、「地球進化~46億年の物語」ロバート・ヘイゼン著(bruebacks)、などはもう数週間も持ち歩いている。
このパターンはあまりよくない。経験では、最後まで読み通すことがあまりないからだ。
そこで一念発起。読書ノートを作ることにした。買った本は先ずこのノートに題や著者、出版社を書く。そして必ず1ページはメモなり感想を書くことを自分に課したのだ。
しかし、まだ始めて1週間くらいだからきれいなもんだ。
2014年6月28日土曜日
「チョコレート・ドーナツ」と「春を背負って」
本格的な梅雨になったので山小屋に行く機会が少し減った。
こうなると映画で時間を過ごすことが多くなる。何しろその日をどうやって過ごすかが最近の課題なのだ。
一昨日は「チョコレート・ドーナツ」を観た。
これはゲイのダンサーと地方検事、それに薬中の母親にかまってもらえないダウン症の男の子が助けあって暮らしていこうとするが、さまざまな差別にあって共同生活を破壊されてしまうという物語。実話にもとづく話らしい。
身につまされる映画である。
昨日は「春を背負って」を観た。
山小屋を経営する父と、ふもとで民宿を営む母。その息子は都会で金融トレーダー。父が突然死に、息子があとを継ぐことを決意。一人前になるまで手伝うと現れる父の友人、身寄りのないアルバイトの娘、見事な景色の中で織り成す、ともに生きると言う詩のような世界。
なんとはないドラマなのだが不思議と涙が流れて仕方がない。(まだそれなりの感性は残っていたのかなと自分にびっくり)
でも、何か良いことをしたような気分で、となりの喫茶店で余韻を楽しむ。
山の隣人に「いい映画だったよ」とメールすると、となりの県から「いまから見るところ」と返信。これにも少し感動。
うれしくなって大好物の塩豆大福を買って郷土史の先生を訪ねる。
「もう足腰が言うことを利かなくてね、運転免許を返上することにした。」と寂しそう。
「梅雨が明けたら、また産山に山女を食べに行きましょうね」
こうなると映画で時間を過ごすことが多くなる。何しろその日をどうやって過ごすかが最近の課題なのだ。
一昨日は「チョコレート・ドーナツ」を観た。
これはゲイのダンサーと地方検事、それに薬中の母親にかまってもらえないダウン症の男の子が助けあって暮らしていこうとするが、さまざまな差別にあって共同生活を破壊されてしまうという物語。実話にもとづく話らしい。
身につまされる映画である。
昨日は「春を背負って」を観た。
山小屋を経営する父と、ふもとで民宿を営む母。その息子は都会で金融トレーダー。父が突然死に、息子があとを継ぐことを決意。一人前になるまで手伝うと現れる父の友人、身寄りのないアルバイトの娘、見事な景色の中で織り成す、ともに生きると言う詩のような世界。
なんとはないドラマなのだが不思議と涙が流れて仕方がない。(まだそれなりの感性は残っていたのかなと自分にびっくり)
でも、何か良いことをしたような気分で、となりの喫茶店で余韻を楽しむ。
山の隣人に「いい映画だったよ」とメールすると、となりの県から「いまから見るところ」と返信。これにも少し感動。
うれしくなって大好物の塩豆大福を買って郷土史の先生を訪ねる。
「もう足腰が言うことを利かなくてね、運転免許を返上することにした。」と寂しそう。
「梅雨が明けたら、また産山に山女を食べに行きましょうね」
2014年6月10日火曜日
ちりめん山椒を作ってしまった
梅雨の晴れ間、クヌギ林は過ごしやすい時季。
木陰に輪切りのテーブルを据え、盗んできたイスを並べてコーヒータイム。集まってくる住人もなにやらいつもより楽しそう。
話題は相変わらずどうでもいいこと。だがそれが不思議に弾んでしまうのは、季節のせいか。
名古屋の爺さんが「ここには山椒の木がたくさんあるねえ、少しもらってもいい?」と唐突。
「どうぞ、いっぱいあるよ。切ってあげようか。」と剪定鋏を持ち出すと、「いいよ、自分で必要な時に採るから」。
「でも、なんにするの?」
「いや、この前テレビを見ていたらいろんな料理に使えるんだよね。やってみようと思って!」
そうなんだ、以前は古い友人の奥方がよく採りに来ていたんだ。降りる時にとってかえろうっと。
友人の家に寄るつもりでいたのに、つれあいから「久住のハムを買ってきて」と言われていたのを思い出しいつもの道とは違う道を走ったために、古い友人の家に寄れずに大量の山椒を持って帰ってしまった。
別府に帰り「要る人が要れば近所に配れば」と少し威張って。
その日の夕食。なんと長男が「これがたまらんのだ」と、卵メシの醤油の代わりに自分で買ってきたちりめん山椒をたっぷり乗せてさくさくと美味そうに食べたのだ。
「そんなに美味いか?」と少し盗んで味見。確かに美味い、香りがいい、時々感じるぴりりがまたいい。
「よし、父ちゃんが明日死ぬほどちりめん山椒を作ってあげよう」と宣言。そして今日。
「これでいいか?」とつれあいに聞く。なんだか不満そう。「なにかな?」「塩分は十分よねえ」と言うので、「よし蜂蜜を出せ」と思いつく。
これで万事解決。思いのほかできのいいちりめん山椒となった。
木陰に輪切りのテーブルを据え、盗んできたイスを並べてコーヒータイム。集まってくる住人もなにやらいつもより楽しそう。
話題は相変わらずどうでもいいこと。だがそれが不思議に弾んでしまうのは、季節のせいか。
名古屋の爺さんが「ここには山椒の木がたくさんあるねえ、少しもらってもいい?」と唐突。
「どうぞ、いっぱいあるよ。切ってあげようか。」と剪定鋏を持ち出すと、「いいよ、自分で必要な時に採るから」。
「でも、なんにするの?」
「いや、この前テレビを見ていたらいろんな料理に使えるんだよね。やってみようと思って!」
そうなんだ、以前は古い友人の奥方がよく採りに来ていたんだ。降りる時にとってかえろうっと。
友人の家に寄るつもりでいたのに、つれあいから「久住のハムを買ってきて」と言われていたのを思い出しいつもの道とは違う道を走ったために、古い友人の家に寄れずに大量の山椒を持って帰ってしまった。
別府に帰り「要る人が要れば近所に配れば」と少し威張って。
その日の夕食。なんと長男が「これがたまらんのだ」と、卵メシの醤油の代わりに自分で買ってきたちりめん山椒をたっぷり乗せてさくさくと美味そうに食べたのだ。
「そんなに美味いか?」と少し盗んで味見。確かに美味い、香りがいい、時々感じるぴりりがまたいい。
「よし、父ちゃんが明日死ぬほどちりめん山椒を作ってあげよう」と宣言。そして今日。
「これでいいか?」とつれあいに聞く。なんだか不満そう。「なにかな?」「塩分は十分よねえ」と言うので、「よし蜂蜜を出せ」と思いつく。
これで万事解決。思いのほかできのいいちりめん山椒となった。
2014年5月25日日曜日
やっぱり博打は血がたぎる
久しぶりに戸無原の住人が勢ぞろいした。もしかして今年初めてか?したがって、集会も長い。つもる議題についてそれぞれがあれこれ報告し、それぞれがチャチャを入れる。
ちかくの建築屋が飛び入り参加するに及んでカメラの話題になって異常に盛り上がる。それぞれが持っているカメラの長所を言い募る。
「カメラの値段や新しさじゃあんめえ!要は撮った写真の出来じゃ。まあ腕前じゃな」と誰かが言うと、不満を残しつつも、うなずかざるを得ない。
久々に楽しい集会であった、と言うことにして散会。
下界に下りて、明日は映画にでも、と思っているところにやくざの山ちゃんからメール。「別府記念が始まったよ!!」
「明日の体調が良かったらいこうか?」
「了解!」と言うことで、交渉成立。
そして翌日、途中の喫茶店でコーヒー片手にスポーツ新聞とにらめっこをしているところにメール。
「体調が優れないので本日は休場です。」体調のことを言ったのは私のことなのに。
仕方ない、今日は独力で戦わなければならないと腹をくくっていざ戦場へ。さすがにS級選手が出場する記念競輪とあって客が多い。若い人が多いのに驚く。中にはベビーカーを押しながらのカップルもいる。ふむ、時代は変わりつつあるのか。
成果はまったくゼロ。一レースも中らない。
山ちゃんに「4コーナーまでは当たっているのに!!」と泣き言メール。「あせらずに、落ち着いて!1」と慰めメール。
「明日は頑張ろうね」と決意メールを送って、戦場をあとに。
ちかくの建築屋が飛び入り参加するに及んでカメラの話題になって異常に盛り上がる。それぞれが持っているカメラの長所を言い募る。
「カメラの値段や新しさじゃあんめえ!要は撮った写真の出来じゃ。まあ腕前じゃな」と誰かが言うと、不満を残しつつも、うなずかざるを得ない。
久々に楽しい集会であった、と言うことにして散会。
下界に下りて、明日は映画にでも、と思っているところにやくざの山ちゃんからメール。「別府記念が始まったよ!!」
「明日の体調が良かったらいこうか?」
「了解!」と言うことで、交渉成立。
そして翌日、途中の喫茶店でコーヒー片手にスポーツ新聞とにらめっこをしているところにメール。
「体調が優れないので本日は休場です。」体調のことを言ったのは私のことなのに。
仕方ない、今日は独力で戦わなければならないと腹をくくっていざ戦場へ。さすがにS級選手が出場する記念競輪とあって客が多い。若い人が多いのに驚く。中にはベビーカーを押しながらのカップルもいる。ふむ、時代は変わりつつあるのか。
成果はまったくゼロ。一レースも中らない。
山ちゃんに「4コーナーまでは当たっているのに!!」と泣き言メール。「あせらずに、落ち着いて!1」と慰めメール。
「明日は頑張ろうね」と決意メールを送って、戦場をあとに。
2014年5月18日日曜日
中国という国をどう理解するか
最近、特に中国の言動がおかしい。まるで傍若無人だ。
橋爪大三郎の「ふしぎな中国」によれば、あの国は国家ではないのだそうだから(橋爪氏は必ずしも否定的には書いていないのだけれど)、国際法だのというものはないに等しいのだろう。
古い友人は(彼は確か中国生まれだったか)、「中国共産党は共産主義の政党とは考えないほうがいいんじゃないの。今や中華思想を体現する民族主義の塊じゃないのかね」とややこしいことを言う。
そうか、昔から「おらが国が世界の中心だ」と思い続けてきたのだった。それに経済力も軍事力も人口も「世界の中心」を主張するに充分になってきたので、当たり前のことを言い始めたと言うことにすぎないのだろうか。
とすれば、朝献外交で「親分、よろしく」と言う姿勢で臨めばうまくいくということか。もっともそれはずーっと昔のことで、今の中国を理解するのはかなりむつかしい。
と言うわけで、山小屋でも議題にはなるのだが、まったく盛り上がらないのですぐに「カラス害にどう対処するか」と言う侵略問題に移ってしまうのである。
ブルーべりーの花が咲いて、ヒヨドリがいたずらをする。モグラが縦横無尽に穴を掘って困る。すずめ蜂の女王らしき奴が飛び始めた。 おちぼち対策を講じなければ。と議題は多いものだから中国の歴史的解釈ばかりに時間をかけるわけにも行かないのだ。
橋爪大三郎の「ふしぎな中国」によれば、あの国は国家ではないのだそうだから(橋爪氏は必ずしも否定的には書いていないのだけれど)、国際法だのというものはないに等しいのだろう。
古い友人は(彼は確か中国生まれだったか)、「中国共産党は共産主義の政党とは考えないほうがいいんじゃないの。今や中華思想を体現する民族主義の塊じゃないのかね」とややこしいことを言う。
そうか、昔から「おらが国が世界の中心だ」と思い続けてきたのだった。それに経済力も軍事力も人口も「世界の中心」を主張するに充分になってきたので、当たり前のことを言い始めたと言うことにすぎないのだろうか。
とすれば、朝献外交で「親分、よろしく」と言う姿勢で臨めばうまくいくということか。もっともそれはずーっと昔のことで、今の中国を理解するのはかなりむつかしい。
と言うわけで、山小屋でも議題にはなるのだが、まったく盛り上がらないのですぐに「カラス害にどう対処するか」と言う侵略問題に移ってしまうのである。
ブルーべりーの花が咲いて、ヒヨドリがいたずらをする。モグラが縦横無尽に穴を掘って困る。すずめ蜂の女王らしき奴が飛び始めた。 おちぼち対策を講じなければ。と議題は多いものだから中国の歴史的解釈ばかりに時間をかけるわけにも行かないのだ。
2014年5月5日月曜日
ジャガイモの芽かきはどうするの?
その後スタップ細胞とやらの騒動はどうなってしまったのかな。なにやら、人間の欲望とか業のようなものが絡まっているような気がしてならないのだが、考えすぎか?
山の定期集会でも議題になったが、「あの子は若くて可愛いくて思わぬ成果を出したものだから、たぶん周りが足を引っ張っているのだと思うよ」と私が主張するのへ「なるほどそういう見方もあるね」と賛同してくれた村人もいたのだ。
さあて、どう転ぶかね。
それはさておき、タラの芽はてんぷらで、土筆は卵とじで美味しく食べましたが残念ながら蕗の薹は採りにいけませんでした。あのほろ苦いあじは記憶の中だけになりました。
先週、畑の手入れをしていたら、めったに話しかけてこない変わり者のお隣さんが近づいてきて「ジャガイモが元気よく芽を出していますねえ、うちなんかまだまだですよ」と声をかけてきた。
「おやそうですか。結構深植えをしたんですがねえ。もう少ししたら芽かきをしようとしようと思っているところです。」と言うと「いや、もうやっていいですよ。春は一本残し、夏は二本残しといいますよ」と言う。
「ええ!!そんなことはできません。一本ですか?できん!」これまでもそんなことはしていないのだ。
いったん去っていた変わり者の隣人が「ウドをたべますか?」と言ってきた。「もちろん食べます」と答えると、「蕗は?」と聞く。
そしてウドを数本と蕗を一抱えも持ってきてくれた。「たくさんできていますからいつでもとってください。」と過去数年分をいっぺんにしゃべって帰った。
ウドはてんぷらと酢味噌和えにして、蕗はイリコと煮てとても美味しくいただいた。
翌日、ジャガイモの芽かき。気が弱い私は頑張って二本のこしだ。
山の定期集会でも議題になったが、「あの子は若くて可愛いくて思わぬ成果を出したものだから、たぶん周りが足を引っ張っているのだと思うよ」と私が主張するのへ「なるほどそういう見方もあるね」と賛同してくれた村人もいたのだ。
さあて、どう転ぶかね。
それはさておき、タラの芽はてんぷらで、土筆は卵とじで美味しく食べましたが残念ながら蕗の薹は採りにいけませんでした。あのほろ苦いあじは記憶の中だけになりました。
先週、畑の手入れをしていたら、めったに話しかけてこない変わり者のお隣さんが近づいてきて「ジャガイモが元気よく芽を出していますねえ、うちなんかまだまだですよ」と声をかけてきた。
「おやそうですか。結構深植えをしたんですがねえ。もう少ししたら芽かきをしようとしようと思っているところです。」と言うと「いや、もうやっていいですよ。春は一本残し、夏は二本残しといいますよ」と言う。
「ええ!!そんなことはできません。一本ですか?できん!」これまでもそんなことはしていないのだ。
いったん去っていた変わり者の隣人が「ウドをたべますか?」と言ってきた。「もちろん食べます」と答えると、「蕗は?」と聞く。
そしてウドを数本と蕗を一抱えも持ってきてくれた。「たくさんできていますからいつでもとってください。」と過去数年分をいっぺんにしゃべって帰った。
ウドはてんぷらと酢味噌和えにして、蕗はイリコと煮てとても美味しくいただいた。
翌日、ジャガイモの芽かき。気が弱い私は頑張って二本のこしだ。
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