2011年12月25日日曜日

山小屋は雪の季節です

随分長いことブログをサボっている。
 別段何か理由があって、サボっているわけではない。
 久々なので、この間読んだ本などを少し紹介してみようか。
 先ず黒崎裕一郎著「蘭と犬」、これは高野長英の伝記のようなもの。女房が持っていた物を取り上げて読んでみたのだが、それなりに面白かった。
 藤巻健史著「円を避難せよ」。これは、昔中核派(だったと思う)の活動家で、今は経営コンサルタントのようなことをしている友人に薦められて、おまけにこの本をもらって読んでみたもの。この人に言わせれば、円はドル=300円くらいに必ずなるのだそうな。やった、これで我輩のドル建て預金は倍増だ。しかし喜んでばかりも居られない。浜のりこ「通貨を知れば世界が読める」では、ドル=50円になることになっている。
 池波正太郎著「そうざい料理帖」。ご存知「剣客商売」には当時のそうざいが頻繁に出てくる。エッセイ風にこれらの料理とのかかわりを紹介し、レシピとイラストまでついている。
 「永遠のゼロ」著者は忘れた。やくざの山ちゃんから電話があって「あんた????は読んだか」という。「いやたぶん読んでねえ」というと「よっしゃ、持って行く」ともってきてくれた。
 亡き児玉清が推薦しているという触れ込みの新人作家のいわば処女作。太平洋戦争におけるゼロ戦の活躍と、ある海軍飛行士の話。結末が意外で、結構面白かった。
山ちゃんに「何であんたこんな本を読んだんか?」と聞くと「いやいや娘が読めといって持ってきたもんで」という。なるほど山ちゃんがマゲモノ以外の本を読むと思えない。
 続きはまた。クヌギ林は雪。山小屋はしんしんと冷え込む季節。