2012年12月29日土曜日

今年も終わりか、いつものように

ことしも残りわずかになった。
横山秀夫の「64」は7年ぶりの本格推理小説だというふれこみだったし、これまでの作品は期待を裏切らない作品だったので、思い切って買い求め時間をかけて(かかって)読んだ。
クヌギ林の隣人が「図書館で申し込んだら、21人待ちですと言われた。来年中に順番が回ってくるかな?」と嘆いていたので、持って行って貸した。
「面白かったか?」と言うので、
「教えん、途中までは大変だけど。」と答えておいた。
「実は高村薫の『冷血』を読もうかと思っていたんだが、パラパラとめくった限りではややこしそうだったのでやめたんだ」と言うと、「彼女はシチ難しいからな」と同意してくれた。
彼女もこれまでの作品はいいものばかりだが、「新リア王」「太陽を曳く馬」あたりから確かにややこしくなってきた。
おなじややこしそうなものを読むなら、学生を中心に広く読まれているといわれていて、一度は手に取ったことのあるマクニールの『世界史』にかじりついてみるか、と買ってしまった。
ほんのさわりだけだが、これは面白そうだ。
佐藤優の『読書の技法』によれば、ややこしい本を読むときは、片手にシャーペンを持って線を引いたり書き込みをしたりして読むべし、と言うので、その通りしているがはたして???
今年もこのようにして終わろうとしている。

2012年12月24日月曜日

木を伐って、ステーキを食う

クヌギ林の隣人から「シイタケ用の木を切りたい」と援軍を求めてきたので、おっとり刀で出かけました。
こういうときもあろうかと買っておいたヘルメットをかむり(こんな格好何年振りでしょう)、「お!準備が良いね」と言われご満悦。
2段はしごを目一杯伸ばし、できるだけ高いところにロープをかけて引っ張り道具(名前を知らない)を設置。
ところが、チェンソーが良く切れない。
「ちょっとタイム、研いで見よう」と寒い中で待機。
何とか苦労をして切り口をいれ、ジーコ・ジーコと引っ張りを開始。ゆっくり倒れ始めたのは良いが、となりの木の枝に引っかかって倒れてくれない。
二人で引っ張ってもどうにもならない。
「しゃあない、となりも切ろう」と素敵なアイデアを提案。
と言う塩梅で、5本切るのに2時間近くもかかってしまった。

「昼飯にしよう」「朝地のステーキ肉を買ってきてあるど」「なぬ!そらあ、豪華じゃ」
「美味い、これは美味い。満腹じゃ」
そこへもう一人の隣人からタイミングよく「コーヒーが入ります」と連絡。
ストーブを囲んで「病気自慢の討論会」が続くのでした。

2012年12月19日水曜日

気ままな時間を過ごすと言うこと

一ヶ月近くもクヌギ林に近づいていなかったので、小屋の掃除でもしようと思ってでかけた。
一面の落ち葉のじゅうたんの中に、何の変わりもなく静かな景色が待っていた。めくれた遮光ネットからたくさんのシイタケが顔を出している。
ここは何の変化もない。
部屋の掃除もせず、ほんの気休め程度の落ち葉かきをしただけで、久々に横山秀夫が書いた「ロクヨン」を読んで過ごした。
こんな気ままな時間は久しぶりだ。

「コーヒーだよ」と隣人からメール。今日は3人が集合。そして総選挙の総括。
「日本人はほんとにバカなのかお人よしなのかわからんね。その時の風であっちにいっせいに流れ、その次はこっちに流れとまるで主体性というものがない。まあ、それが美徳と言う人も居るけど」と言うのが結論と言えば結論。

物忘れがますますひどくなっている爺さんとしては、「まあいいか」と言うことか。

2012年12月4日火曜日

本物の政治家はどこに居る?

ようやく(やっとと思う人もいるかもしれませんが)選挙が始まりました。
面白いですね。
どれが本物の政治家で、どれが偽者の政治家かなんて良くわかりません。日ごろ言っていることと、都合で飛び込んだ政党がまったく違うことを言っているなら、翌日からするっと変えることができるんですから。
もう、国民のためでも、日本国家のためでもありませんね。自分のため以外の何ものでもありません。
優秀な官僚に足元を見られて、手玉に取られるのは仕方のないことかもしれません。何しろ官僚の皆さんは選挙もないし、失敗しても責任を取らされることもないのですから。表面だけ政治家のご機嫌を取って、実は自分たちのいいように政策を実行していけばいいのですから。
まあ、私たちの国はしばらくはこのような状況なのでしょうね。
私は良いですよ。もうそんなに長くはないですから。それほどの影響もうけないでしょう。
でもね、子供や孫たちのことを考えると少し申し訳ないと思うのですよ。こんなにしてしまったのは間違いなく私たちの世代なんですから。
自己中の政治家や腹黒い官僚を何とかしないとね。申し訳ないじゃすまないもん。