2012年10月12日金曜日

ついに逮捕状

ついにと言うかようやくというか、病院から逮捕状が出ました。
容疑は、膀胱ガンおよび前立腺腫瘍だそうです。
元はといえば、戯れに行った市の健康診断。精密検査を受けるように指導され、言われるままに大きな病院で検査を受けると、エコー、MRI,CT,レントゲンなどなどいろんな検査を受けて、「立派な膀胱ガンです」とアリバイを主張する隙間もありません。
おまけに上客だと思ったのか、「予定が詰まっていますが何とかしましょう」と親切にも来週早々に手術となりました。
造影剤などと言うのは初めてでした。
大きな注射針を差し込むのですが、ここの看護師さんは慣れていないようで、いかにも自信なさそうにするのでうまくいきません。
ついに応援を呼びました。来たのは可愛い若い看護師さん。「ハイ行きます。せーの」と言ったときにはもう終わっていました。
「ね、上手いでしょ」とベテランの看護師さんは顔を赤くしていました。
なるほど上手です。今日も採血のときはこの看護師さんで「せーの」で行こうねというと、「任せてください」と鼻歌交じりです。(実際には歌いませんが)
と言うわけで、しばらくは自由を束縛される生活です。
これまでの気ままな生活のツケでしょうから、仕方ありません。

2012年10月7日日曜日

戯れに「健康診断」はしないこと

たわむれに市から来た「健康診断」を受けてみようという気になった。
つれあいにそう言うと、私の知り合いの女の先生のところに行ってみれば、と言う。その先生の子供を小学校で6年間見てきたそうだ。
とりあえず電話をしていくと、その子供が今は立派な看護師になっていて迎えてくれ、すぐにいろんな検査をしてくれた。
最後に女医の問診。
「今、何かの薬を飲んでいますか?」
「いえ、葛根湯以外は飲んだことがありません。なんでも葛根湯で直ります」
「食事はきちんととっていますか?」
「きちんとと言えるかどうか自信がありませんが、一応食べています。しかしこのところ小食になりました。」
「運動は何かしていますか?」
「労働運動はしていません。政治運動もボチボチです。これは失礼。畑仕事を少し。久住周辺の徘徊のようなことを時々、格別のことはしていません。」などなど。

翌日、所用で出かけた後連れ合いからメール。「医院から連絡。前立腺がんの疑いあり、できるだけ早くこられたし、とのこと」とある。
とりあえず出頭、女医がニコニコとして、「いろいろ出ましたねえ!」という。
書類を出して、先ずこれ、と指差して「悪玉コレステロールがとても高い。そしてこれ血糖値が異常です。これはもう片足を突っ込んでいると言う生易しい段階ではありません。立派な糖尿病です。」と断言する。
「それはまあいいです。問題はこちらです」と別の書類を出す。取調室のこわもての刑事のよう。
「前立腺がんの疑いが濃厚です。直ちに大きな病院で精密検査を受けていただきます。紹介状を書きますから、良いですか。」と十分に脅しをかけてくる。
でも、その女医とても可愛いのだ。日曜日ごとに久住の山々に登っているらしい。
「あのあたりに来た時は連絡してみてください。近くに山小屋があって美味しいコーヒーでもご馳走しないでもありませんよ」と粉を撒いておいた。

あらゆる病魔を保有しているやくざの山ちゃんに報告して、「おれもようやく一人前かな?」と自慢したが、「まだまだほんの序の口じゃ」と認めてくれない。

2012年10月1日月曜日

今はまっている女に会いに行った

あまり走ることのない高速道路を走って、女に会いに行ってきました。
この女は、最近最も良く付き合っている女で、彼女も今のところ僕の事を憎からず思ってくれているようです。
密かに携帯電話の待ち受け画面に写真を貼りつけていても、社会問題にも家庭騒動にもなっていません。
新しくできた福岡の西九州路線(?)をはじめて通って、糸島市に入ると佐賀県はもう近く。ここにその女は住んでいるのです。
「可愛いのでしょうね」と良く人は言いますが、「それほどではありません」と答えることにしています。何か弱みを握られたような気がするのです。
着くと、少しはにかみながら男の(たぶん父親そしてぼくの子供)陰に隠れるようにしてむかえてくれます。
「じいじ、いらっしゃい」と、親に教えられたように挨拶してくれます。
そして翌日は運動会。台風接近の中どうにか開催。
じいじは、迷カメラマンに変身して大活躍です。

久々に博多に来たので女の母親(息子の嫁、これが又可愛い)が探してくれた美術館近くのホテルに泊まり、夜は一人でモツ煮込みを食べて寂しく過ごしましたよ、ハイ。
でもその翌日はアジア美術館や大宰府を徘徊し、さまざまな妄想をたくましくしてそれはそれは楽しい時間を過ごすことができました。