2012年6月25日月曜日

ジャガイモには待ってもらうさ

このところ雨続きでクヌギ林に行っても作業はできないし、もうジャガイモが収穫時季になっているとは思うのだけれどと思いつつ、家でうじうじしているのも性に合わないし。
おまけに麻雀もこのところ負け続きで、足がなんとなく遠のいてしまう感じ。一昔前だったら、負けると俄然闘志を燃やして戦いに望んだのだけれど、いつの間にか平和主義者然としてしばらく様子を見ようかと身を引いてしまうのはやはり年を取った証拠かな。
折り悪く(良く?)、女房が正体不明の高熱を発してしまって、きちんきちんと食事時になると食卓に座る92歳の女房の母は料理なんかしないし、ここはやはり小生が腕を振るわなければならないと、実はがんばっているのです。
小生、台所に立つのは苦になりません。短時間で、冷蔵庫にあるもので、何とか口に入るものを作ってしまう才能があるのです。
92歳の義母も「おいしいですなあ!!」と本気で褒めてくれます。「やっぱ、俺は料理屋をやればよかったかな?」と調子に乗ります。
女房の病気は「肺炎」だということでした。「老人が死ぬのは肺炎が一番多いらしいど!」と期待とも不安ともつかない調子で恐喝しています。
しばらくは時間がかかるでしょうから、台所からは離れられないかもしれません。
ボチボチ、活動者会議(映画をみるサークル)から借りたDVDでも観ながら老いと向き合うことにしましょうか。

2012年6月22日金曜日

梅と山椒の実を収穫しました

昨年初めて実をつけた梅ノ木に、今年は大いに期待していたのだが、どういうわけか数えるほどしか実をつけていない。
20年近くも続いている「文芸同人誌」の編集をしなさい、という大先生の依頼(命令)を断りに先生の大好きなショートケーキを持って行った時、奥様も同じようなことを言って嘆いておられた。
「うちなんか今年は13個しか実になっていないんですよ。一体どうしたんでしょうね。」
こうなれば致し方ない。
クヌギ村の隣人たちの梅を狙うしかない。
梅雨の晴れ間、「梅を盗みに行きます」とメールを打って、大きな袋をぶら下げのこのこ出かける。すぐに「了解!」と返事が来て、堂々と盗んでいるとわざわざ手伝いに来てくれた。
「今年は少ないようですね」と申し訳なさそう。
というわけで、何とか数キロの梅を収穫できた。これで大好きな梅干を作ってもらえそうだ。
山椒は邪魔になるくらいに広がって、これ見よがしに実をつけている。
毎年のように実を摘みに来ていた旧友の奥さんもこのところ来ていない。ならば、と枝を5本ほど切って持って行ったら大きな身体をゆすってとても喜んでくれた。
まだ20台で独身だった頃よく洗濯をしてくれていた。「あんたの洗濯をすると水が異常に汚れるのよね!」と叫んでいたものだ。

2012年6月10日日曜日

日々をどう過ごすかという問題

梅雨に時季になった。
 
この頃になると、山小屋では余りすることが無い。「雨が降るからコーヒーでもどう?」とメールが入ってきて、ご近所と無駄話に花を咲かせることになる。
 カメラ狂が多い。一人はニコン派、もう一人はキャノン派、そしてもう一人はペンタックス派で論争になることがある。私は派とまでは行かないが成り行きでキャノンを使っている。
ニコン派のおじさんは人物や景色を撮っている。ペンタックスのおじさんは花の写真を撮っている。ほぼ毎日阿蘇周辺や久住周辺、それに天草・島原あたりまで足を伸ばして時季の花を撮影してブログにアップするのが日課になっている。いわく「これがあるから毎日出かけ歩き回る。いわば俺の健康維持装置だな。」
 なるほど、理屈になっている。彼は独り者になってしまったので、日々の目標にもなっているのだ。この歳になると、今日は何をして楽しく過ごすかというのが大きな課題になってくる。
 私はといえば、何を撮ろうと言う基準は無い。孫の運動会があるといえば出かけて撮るし、先日は某代議士の秘書から「先生が地元のマラソンを走るので撮ってもらえないか」と依頼があり、とことこ出かけて撮った。
 カメラ狂のおじさんたちは数多くのカメラを持っている。ニコンのおじさんは7台持っていると自慢していた。それを聞いたペンタおじさんは指を折って「俺は10台かな」と自慢する。
 さて私はと考えるまでも無い。一眼とコンデジの2台だけ。「そんなに持っていても使う時は1台かせいぜい2台でしょうに?」とちゃちゃを入れる。
 でもなんとなく悔しい。ついついこの前でたニコンの42倍ズームコンデジをかってしまった。試し撮りをしてみたが悪くない。しばらくはこのカメラで遊ぶことになりそうだ。

2012年6月3日日曜日

狸の親子のお引越し

ざっとであるが、一通りの草刈を終えることができた。これで梅雨を迎えることができる。
 野菜たちも思いのほか順調に育っている。二十日大根と小松菜はもう何回かは我が家のお土産に収穫して帰った。ジャガイモも今年は早めに芽つみをしたせいか、いつもより勢いが良いような気がする。
 これでカラスさえ邪魔をしなければ気分よくすごせそうだ。
というわけで、一人美味しくコーヒーを飲んでいると、窓の下をなにやらゴソゴソ動いている。また村に住み着く猫が探索をしているのかと思ったが、よく見るとなにやら口にくわえている。
 なんと狸の親が子供をくわえて、ヨタヨタとあるいていくではないか。時々下に下ろして、ああシンドといわんばかりに小休止をし、またくわえてモコモコと丸々とした身体をゆすりながらやぶの中に消えていった。
 女房に報告すると、「巣を変えていたんじゃろうか?」と論評。
 楽しみしていたサクランボはほぼ全部小鳥たちに略奪されてしまったが、ブルーベリーはなんとしても守り抜かねばならないと思っている。