2012年9月23日日曜日

すくっと咲く彼岸花もいい

彼岸花の季節になった。
国道5号線を竹田方面に走り、菅生と言う昔大事件があった地域に「七つ森古墳」がある。ここは彼岸花の群生で有名なところで、時季になるとアマチュアカメラマンが大挙する場所だ。
行ってみると、まだ3部咲き。もう少しと言うところ。
ここの群生も良いが、畑の畔にすしばかり主張しながらすくっと咲いている彼岸花もいい。
「又珍しい花の季節になったぞ」と隣人は張り切っている。
昨年はホタルブクロがカボスの木の裏に隠れるように咲いたのだったが、あれは何月のことだったか?今年も咲いてくれるのだろうか?

長年の友人が亡くなっていたことを知ったのは、彼が死んで2ヶ月も経ってからだった。佐賀のお母さんが他の用事で電話してきて「あらあ、知らんかったと?」と驚いたが、私はもっと驚いた。
そんなこともあるものだ。
彼が重病に陥った時、九州の友人たちに連絡したのは私だったのに、と北海道のヒグマ氏や宮崎の源氏に抗議したいと思う。
と言っても、私に何ができると言うわけでもないのだが。

2012年9月16日日曜日

やはり大局観かな

 このところ連戦連敗である。
 こういうことは以前にもあった。しかし一昔前は何とかごまかして、調子を取り戻していたように思う。
 だが最近はそれができない。
 つらつら考えるに、瞬間の判断力に衰えが出てきているようだ。麻雀もスポーツと一緒で、その時の全体の状況をすばやく判断して行動しなければならないのに、自分の都合だけで行動してしまうようになると、いい餌になってしまう。大局観がなくなっているのだ。
 と言うわけで、今はすっかり若者たちの「餌食」になってしまっているようだ。

 時々は「ちょっと修行に言ってくる」と言って、山小屋にこもって畑仕事や山のトレッキングで汗を流し、読書や瞑想で自分の来し方を振り返ってみるのだが、まったく効果がない。

 今年は雨が多く日照時間が少なかったせいか、果樹たちの成長がよくない。栗は例年のように実はつけているものの中身が育っていない。どれも小ぶりなのだ。
 ブルーベリーはあんなに花をつけたのに、ほとんど実がついていない。私の庭は全滅と言っていいくらいだ。しかし隣家の庭にはそこそこの実がついている。留守を確かめて盗みに入る。どうにかジャムができる位は集めて、早速ジャムつくり。これが意外に楽しい。
 翌朝、隣人が来ていたので、「ジャムを作ってあげたよ!」と恩着せがましく一瓶プレゼント。    「お!うちのブルーベリーかな?」と読まれている。「お前んちの木には生ってないからね」と・・・。

 又、印刷屋に行くことが多くなった。あるときはカメラマンとして。又あるときはコピーライターとしてあるいはデザイナーとして。
 80人くらいの従業員を持ついつもの印刷屋に行くと「お帰りなさい」と受付の元お嬢さんが迎えてくれる。唯一タバコがすえる窓際のコーナーが指定場所。ソファーでなく床に座り込むとお嬢さんがコーヒーを持ってきて「今日は誰を呼びますか」と言うのもいつものこと。
 政局が動くと、ここに座り込むことが多くなる。


2012年9月9日日曜日

次なる戦いをどうするか、だな

クヌギ林ではキツネのカミソリがようやく枯れ、控えていた草刈をやろうと思ったのは良いが、刈払い機が調子よくない。
件の庭師が飛んできて「おかしいんじゃないですか」と見てくれた。「エンジン横のビスが飛んでいますよ。このまま使うと危ないです。」と言う。
数日後、ビスを買ってきて汗を一杯流して何とか修理。なるほど音が違う。
快調な音を立てながら、草刈ができた。

草刈機ならビス交換で何とか修復できるが、政局はそうは行かない。目を覆いたくなるような状況である。
民主党は細野が降りて、どうやら野田で決まりそうだ。自民党は谷垣と石原の調整がうまく行かず、そのほか複数の候補者が狙っているようだ。もしかしたら次の総裁が総理になるかも知れないと思っているから、手を上げておこうと言うことなのだろう。
橋本維新も党を立ち上げた。これは台風の目になる。地方の選挙区にも候補者を検討している模様だから、関西だけでなく現職組は戦々恐々としていることだろう。
先日、「原発講演会」で会った環境運動のおじさんは、「緑の党」を立ち上げました。ひと暴れしますよ!」と言っていた。
いずれにせよ、ここまできたらもっとごちゃごちゃしたほうがいいのかもしれない。愛する社民党は生き残れるか消滅するかの瀬戸際だから、国民の目線を気にせず「いいの、私はこうしたいの」と言う政策を孤立無援を武器にしてやればいいのだと思う。

某代議士の秘書から電話があったとき、「近いうち話をしたいと伝えておいて」と言っておいたら、すぐに返事。「あす昼飯でもどうですか」と言う。
某代議士はちゃんぽん、私は鳥南蛮。これはもともと宮崎発祥の料理でおぐらが作ったものだと記憶しているが、やっぱり宮崎の鳥南蛮にはとても及ばない。
政治の世界は文字通り暗闇の世界にあるようだ。国民にとってはほんとにいい迷惑だ。代表して(?)そう抗議しておいた。
次なる戦いに向けて、私なりの戦術を提案して「またゴルフでもしましょう」と分かれた。

しかし私には、草たちとの戦いがまだ待っている。

2012年9月2日日曜日

クロアゲハの災難

 もう一列大根を植え、念願のニンニクを植えました。
 キツネのカミソリも盛りを過ぎたようです。
 面白いものを見ました。その日一人しか居ない村の住人を呼んでお茶をしていた時のことです。
嘆かわしい政局のことを話していて、たそがれのキツネのカミソリに目をやった時、クロアゲハがヒラヒラとキツネの花に止まり蜜でも吸っているような仕草をしていました。
 ところがそのクロアゲハ(たぶん)がぱたりと落下したのです。
 その落ち方が見事で、どんな名優よりも華麗に、まるでサイレンサーで撃たれたように落ちたのです。一瞬目を疑いました。
 落ちて断末魔のようにもがき苦しんでいましたが、数秒もすると何事も無かったように舞上がりまたキツネの周りを飛び回り始めました。
 「見た!?」と住人に聞きましたが、「ん?」と決定的な瞬間を見逃したようです。
ものの本によれば、キツネのカミソリは毒草となっていて、その茎を食べると吐き気や腹痛をおこすと書いてあります。
 おそらくクロアゲハもその毒に中って、七転八倒の苦しみを味わったものと思われます。でもほんの数秒で回復し何も無かったように飛び回ってしまうところが彼らのすごいところです。
これでこの瞬間を目撃したのは二度目ですから、私の推量は間違いありません。
 キツネが枯れるまでは草刈をすまいと思っていましたが、できるだけ避けて少しだけ刈ってきました。
 やくざの山ちゃんが紙袋一杯の時代小説を持ってきて、「こんなものも読みない!」と言うので、藤沢周平を読んでいます。それなりに面白いので困っています。