2013年9月25日水曜日

政治に期待せず、自力で防衛力を構築

半藤一利の「幕末史」を読んだついでに、司馬遼太郎の「幕末」と言う短編集を読んでいる。
政治家になるのは運と成り行きが大きいようだ。優れた運動家が次々に倒れて、後ろからようやくついていっていたそれほどでもない活動家が、仕方なく押し出され大物政治家になってしまったと言う例が多いようだ。
なるほど、私の見るところでも納得できるところは大いにある。
常々「政治家ならばうそでもいいから、夢を語れ!」といってきたが、うそも夢も語れない政治家たちの多いこと。
今日の政治不毛を生み出しているのは「夢を語らない政治家」たちの責任だと思っている。
それはさておき、クヌギ林では大事件が起きていた。
わずかに、可憐に、けなげに大根たちが芽を出していたのに、見事に食いちぎられていたのである。
隣人たちの診断では、犯人はウサギに違いないと断定した。そうなのだここはウサギがとても多い。あちこちでひょいと顔を出しては駆け去っていく。可愛いなあと思っていたが、こうなるとはっきりと宣戦布告しなければなるまい。
「動物対策用のネットを張り巡らせねば仕方あるまい」と決断。早速竹田のホームワイドに行き、50メートルのネットを買ってきて汗を流して張り巡らせた。
カラス対策で水糸を上空に張って制空権を確保したのに加え、今回は地上防衛網も完成することができた。これでわが国の防衛対策は完璧のはずだ。
さあ、いつでも来いウサギ君、だ。

2013年9月15日日曜日

戸無が原はもう秋の気配

周りはクヌギ林。気がつくと、畑の周りのクヌギが随分大きくなって枝が畑の上までかぶさってきている。
隣人が「これじゃあね、何とかしなくちゃね」と忠告とも、冷やかしとも取れる発言をして、帰っていった。
なるほどこれは何とかしなくっちゃ。よし、高所恐怖症の私ではあるが、ここはがんばって買ったばかりの電動チェンソーを駆使して枝打ちに挑戦しようか。
ついでに、ブルーベリーやサクランボ、桃、梅、などの剪定にもチャレンジするとしよう。そういえば雀荘に良く来る薩摩示現流のおじさんも「果樹はちゃんと手入れしてあげなきゃだめですよ。植物は正直です。」と言っておった。
待てよ、さすらいの庭師が「秋になればやってあげますよ」といってなかったか?
だめだめ、ここはきっちり自分でやらなきゃ、少々失敗しても誰からしかられるわけでもないのだから、と思い直しているところ。
先々週植えた聖護院と大根は元気良く芽を出しすくすく育っているが、問題はニンジン君、雑草の間にわずかに芽らしき物が発見できる程度。
「おいおい大丈夫か!」と声をかけてやりたくなる。
参議院選挙の時久しぶりに会った元県議も「今年はニンジンに挑戦するんじゃ!」と言っておった。
負けてはいられない。
戸無が原はもう秋の気配。早いものだ。あと何年ここで遊んでいられるのかな、とセンチな気分にもなってくる。

2013年9月8日日曜日

ヤマちゃんお嬢さんのリサイタル

やくざのヤマちゃんのお嬢さんがソプラノリサイタルを開くと言う。いつもの本屋の喫茶店で会うたびに「チケット売りが大変じゃ、女房をしかりながら走り回っている」と言うのへ「そりゃ大変じゃ、ワシも経験があるが最後には金は自分が出すから誰か来てくれという気分になるよ」と、人事のように返事していた。
もちろん何枚かは買うつもりでいたが、ある日封筒を差し出して「良いかな?」とチケットを持ってきた。「いいよお!」とすぐに代金を払って、さてその当日。
少し早めに行って受付に行くと、芸術短大の生徒らしい女の子が受け付けているそのそばで、ばっちりスーツを着込んで山ちゃんと奥さんがやや緊張した表情でうろうろしている。
「あんたのせいで、今日は雨じゃ」と冷やかすと、「あ、お客さん、早く入らないと座るところがなくなりますよ」と、」表情が和らいだ。
なるほど、会場はほぼ満席。良かった、よかった。
でもお嬢ちゃんのソプラノは私にはまったく解らない。石川さゆりなら良かったのに、と申し訳ない感想を抱きながら帰途に着いたのだった。
産山は夜になるともう寒いくらい。毛布を2枚重ねて寝る。
先週植えた大根は小さな芽を出しているが、ニンジンはウンもスンもない。まったくこいつには毎年苦労している。少し時季が遅かったのかな、と不安になる。
まあいいや、出てこなければ、ほうれん草でも植えてやるから。

2013年9月1日日曜日

よーし、ノシバを植えるぞ!

クヌギ林はまだまだ暑い。
最後になるであろうブルーベリーを大量に収穫して、ジャムを作り4軒の隣人に配った。
その一人が「うちのブルーベリーには足長バチガたくさん来ていてもう無理ですね」と言うので行って見ると、なるほどハチ君がたくさん遊んでいる。熟れすぎて匂いを撒き散らし虫をあつめているのだと思った。
この隣人の果樹の下はノシバが生え揃って感じがいい。
そうだ我が家にも芝を植えよう、と決意した。
それからが大変だ。隅に積み上げてあったふるい材木を片付けねばならない。草や蔦が絡み付いて引っ張り出すだけで大仕事。中には重すぎて引き出せないものもある。
チェンソーで小さくきり、積み上げていく。途中で流れるような汗。何度も休憩をし、冷たい牛乳を飲みながら、(こういうときは牛乳がいいと何かの本に書いてあった)何とか片付けた。
次は果樹たちのしたの草退治。刈払い機で約1時間かけて刈り終えた。
ここで異変。なんだか体がだるい。あわてて小屋へ引き返し休憩。ところが一向に回復しない。
あとで女房殿の診断では軽い熱中症だったようだ。体が火照って寝ていても汗が出る。情けない状況だと思いながらも、現実だからどうしようもない。
麻雀屋のお兄ちゃんに頼んで取り寄せたもらったノシバの種も届いた。来週は程ほどにがんばって撒くことにしようと思う。