2014年9月16日火曜日

もうすっかり秋の気配です

朝夕は涼しさを超えて肌寒くなってきた。
隣の爺さんは、「ストーブを入れようかと思ったよ」と気の早いことを言っていたが、まんざら大袈裟でもない。
今年は天候不順のせいかブルーベリーのできがよくない。実はたくさん着いているのだが、うれきらないまま時期を過ぎてしまったようだ。
でもでも、毎年作っているジャムはなんとかして作りたい。我が家のベリーだけでは全く話しにならないので、隣家の気を狙う。隣家には10数本のベリーがあるがさいわいなことに本人は全く興味を失っているし、最近は山登りに異常に興味を覚えたらしく「今年は年齢の数々だけのぼるぞ」と、ほとんど小屋に寄り付かないのだ。
こっそりとではなく、公然と3日に一度くらい盗みに入り、すこしづつ冷凍庫にためこんでいったもので、かなりのジャムを作ることができた。
先日現れたとき夕食に呼んで、帰りに3つの瓶をわたし「プレゼント」と言うと「ほとんど俺ん家のだろ」と、もう少しほしそうなかおつきだった。
このところ円安が続いている。
「どうしてか」と元過激派の投資コンサルタントにきくが、いろいろ説明する割には全然理解できない。多分彼もわかっていないと思う。
資本主義の世界に住んでいるのだから、資本の論理で世の中は進んでいるのだろうが、人間の思惑や欲の皮のはりぐあいまでは論理の計算には入っていないのだろう。
まだ、競輪の目のほうが読みやすいかもしれない。

2014年9月3日水曜日

日本映画が頑張っているよ!!!

今年は日本映画が頑張っている。4月に観たのは、「そこのみにて光かがやく」。これは何と言っても池脇千鶴がよかった。
夜は怪しげなスナックで体を売る商売をして親兄弟を養う女を演じる。
女の強さと優しさをあますところなく表現し、こんな女ならどこまでもついていこうとおもう、男としては少し情けないところか。
6月には「春を背負って」がよかった。これは前に書いたかな。
8月には「私の男い」という桜庭一樹の小説を映画化した話題の映画が強烈。中年の男と少女の凄まじい恋と性の話。
主演の男役は浅野忠信、台本を読んで、この映画を他の役者で見る訳にはいかないと即決したとか。女役は二階堂ふみ、いま茶々役をしている可愛い娘。この組み合わせがたまらなくいい。16才の女の子が目茶苦茶大胆な演技をするし、中年の男が静かに受け止める。
つい先日は「ふたつめの窓」を観た。これは川瀬直美監督が自信いっぱいでカンヌに送り出した一品。
舞台は奄美大島。高校生で幼なじみの男と女の子が村の習俗のなかでやさしく強く大人になっていく、というようなお話。ややこしくいえば、現在改めて注目され見直されている共同体なるものの原初を体感するような物語、とでも言おうか。
邦画も馬鹿にならないのだ。