2012年12月29日土曜日

今年も終わりか、いつものように

ことしも残りわずかになった。
横山秀夫の「64」は7年ぶりの本格推理小説だというふれこみだったし、これまでの作品は期待を裏切らない作品だったので、思い切って買い求め時間をかけて(かかって)読んだ。
クヌギ林の隣人が「図書館で申し込んだら、21人待ちですと言われた。来年中に順番が回ってくるかな?」と嘆いていたので、持って行って貸した。
「面白かったか?」と言うので、
「教えん、途中までは大変だけど。」と答えておいた。
「実は高村薫の『冷血』を読もうかと思っていたんだが、パラパラとめくった限りではややこしそうだったのでやめたんだ」と言うと、「彼女はシチ難しいからな」と同意してくれた。
彼女もこれまでの作品はいいものばかりだが、「新リア王」「太陽を曳く馬」あたりから確かにややこしくなってきた。
おなじややこしそうなものを読むなら、学生を中心に広く読まれているといわれていて、一度は手に取ったことのあるマクニールの『世界史』にかじりついてみるか、と買ってしまった。
ほんのさわりだけだが、これは面白そうだ。
佐藤優の『読書の技法』によれば、ややこしい本を読むときは、片手にシャーペンを持って線を引いたり書き込みをしたりして読むべし、と言うので、その通りしているがはたして???
今年もこのようにして終わろうとしている。

2 件のコメント:

  1. 今年も、ナイスな楽しい話をたくさん読ませていただきました。ありがとうございました。
    どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。

    追、御身くれぐれもご自愛なさいますように。

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    1. ありがとうございます。緑雨さんも良いお年を。私は来年早々には再逮捕するかどうかの審問があります。まあ、再逮捕と言っても執行猶予の可能性が高いそうですから、あまり心配はしていません。
      このところ物忘れがひどくなってきていて、こちらのほうが心配です。何を忘れているかが解らなくなってきているのです。ははは、深刻でしょう?

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