2013年4月14日日曜日

「海賊と呼ばれた男」が本屋大賞

 「海賊と呼ばれた男」が本屋大賞になった。
 この本は、「64」を買ったとき目に付いて食指が動いたのだが、高いので買わずにいたのだった。
 やくざの山ちゃんとお茶をした帰り、「ホラこの前山ちゃんから借りて読んだ「永遠のゼロ」の著者の最新作だよ」と教えると。「お、買って読まにゃ」とすぐに買って、「あんた先に読むな?」と薦めてくれたが、「いやいや、あとでいい」と柄にもなく遠慮した。
 一週間くらい後のお茶の時持ってきてくれて、「おもしろいよ~」と貸してくれた。
 なるほど面白い。
 出光佐三の伝記のようなもので、戦後の日本の産業構造が良くわかる。
 93歳の義母も読んで「いい本でしたなあ、下巻はとくに涙が止まりませんでした」と感想を言った。
 この本が一位で「64」が2位だから、我輩の見る目も捨てたものではないか?
 昨年の本屋大賞は「船を編む」で、映画にもなったが、配役が私の予定と大幅に違うので見たものかどうか迷っている。せめて女性主人公が脇役になっている池脇千鶴ならいいのだが。

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