2013年11月15日金曜日

無理やり初釜のご相伴

クヌギ林は落ち葉のじゅうたん。
さらさらと落ちていく葉たちが示し合わせたように、きれいに地面を覆っていく。
隣人たちを呼んでコーヒーで首脳会談だ。今日はバナナジュースつきだ。
議題は誰から出たのか「菌」についての考察となった。私が作っている堆肥を眺めながらの会談だったからか。
人間世界は「菌」なしでは成り立たないと言う結論が出た頃、「そういえば、Fさんが作っていたピザ釜はなかなか焼くまでにはならないね?」と東京からの移住者Sさんの緊急動議。
名古屋からの移住者Fさんは「あとは温度計をつければ何とかなるんですけど」といかにも人のいい顔で答弁。
お昼近くになったのでひとまず今回はこれまでとなり解散。
さーて、今日の昼飯はどうしたものか、と思案投げ首。
ややあって、Fさんから「ピザを焼きましたのでどうぞ」とメール。なぬ!もうでけたのか。
行くと、奥様がお茶を入れて「さあ?どうでしょうか」とニコニコ。
「初釜ですから、ぜひご相伴を」とわけのわからない挨拶をして釜を覗き込む。Sさんもホントかいなという顔つきでふらふらと歩いてくる。
焼きあがったピザはそこそこのでき。うまいねえ、と社交辞令を忘れず3切れもいただいた。これで今日の昼飯はOKかな。
この時季は山の仕事はあまりない。
小屋に帰って、葉室麟の「冬姫」を読む。最新の小説を求めて図書館に行ったのだが貸し出し中でないので仕方なく古い奴を借りてきたのだった。

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