2013年1月13日日曜日

二人の睦夫氏から

 クヌギ林はとても寒かった。
 昼ごろついたのに水道の水が出ない。一瞬とまどいながら考える。どうにかなるか。となりの住人は来ていないが、水道は出る可能性がある。そうだ、夏の集中豪雨のときに村が配ってくれた20リットルの水が2個倉庫にある。使用期限は過ぎているが大丈夫だろう。
 昨年同じような事態でやむなく断念して降りたことがある。
 とりあえず20リットルの水をひとつ運び込む。ストーブをつけ、すべての蛇口を開けておく。
湯を少し沸かしコーヒーを淹れて、さてどうしようかと思案。
 そこで、わずかな水の流れる音がし始め、やがてすべての蛇口から勢い良く水が出始めた。
一件落着。落ち葉を集めて小さな山をあちこちにつくり、堆肥作りの材料をこしらえた。
 三日ほど過ごし、少し満足して下山。
 今日夕食前に高千穂の睦夫氏から電話。「蕎麦は食うか」と言うので「食う、食う」とあわてて返事。
 近くの農家と共同で蕎麦作りを始めた、少し送る、とのこと。ありがたい。
 夕食後、大分の睦夫氏から電話。彼は労働・政治運動の師匠のような人。「新聞は何を取っているか」と言うので、「毎日」と答える。「朝日に前立腺のことが連載されている。大いに参考になるので読むといい。」とのこと。又ありがたい。

4 件のコメント:

  1. ほたるの宿2013年1月14日 7:37

    生存さえ確認しにくい高千穂の睦夫氏に動きがあったとは、嬉しい出来事。なにしろ、祖先はナマケモノだったのでは?と勘繰りたいほど動きの見えない人だから。高千穂の蕎麦は美味しいですよー。

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  2. 早速そばがきにして食べました。懐かしい、薫り高い蕎麦でした。ありがたいことです。
    町おこしのひとつとして地域の人たちと取り組み始めたのだそうです。すばらしいことですよね。

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  3. ほたるの宿2013年1月17日 7:12

    彼はメールしても即日返信はほとんどないし、電波が糸電話回線を通じて繋がっているのかなと思うことさえあります。しかし、時として行動し、生存を確認できます。一緒に飲んでもほとんどしゃべらないのに、彼がいないと寂しかったりというように妙な存在感がある人です。このところ、橋正さんの動向が見えませんね。

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    1. なるほど、それが彼の存在の示し方なのかもしれませんね。昔からそうでしたっけ?
      橋正さんはどうしているのでしょう。

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