2013年8月11日日曜日

花ともたちの夏は全開

戸無しが原に出かけても、この暑さでは仕事にならない。
小屋の中でボーっとしていると、隣人が覗いて「花を見に行こう」と言う。要するに、山道を行くので私の四駆を出してくれということ。
このての花キチは始末が悪い。目的のためにはどんなところにもいとわず出かける。道端を見ていて気になる植物があると、「お、止めて!」と叫んでずんずん行く。藪の中に飛び込んで、あちらの藪からひよっこり出てくる。そして手招き。車をここまでもってこい、と言うわけ。
かなり翻弄されることになる。
翌日には山を降りることになっている隣人に電話。花ともが明日秘密の花場所につれていけというらしい。「仕様がない、借りがあるから明日は案内人だ」とどこかうれしそう。その花とも、車には乗れないのでバスで移動してもっぱら足で移動してどこにでもでかけるのだという。
聴けば大分の人。やまなみハイウエイで拾って菊池水源あたりをつれまわるらしい。
その翌日、昼過ぎぼんやりしていると隣人から電話、「花ともがバスの時間を気にしているが大分まで乗せてくれるか?」と言うので「いいよ」と気軽に返事をしてしまった。
この花とも、隣人よりも強敵だった。
かなりの難聴者で、車の中ではほとんど怒鳴りあいになる。その怒鳴りあいで解ったことだが、その行動力だ。バスの時間を詳細に調べて、どこにでも出かける。平地なら一日中歩いても何ともない。九州の山はほとんど征服したようだ。
竹田の近くに芍薬で有名な寺がある。相当の辺地で四駆でなければ行こうとは思わない。そこへ電動アシスト自転車で大分市から行ったと言うのだ。頭がくらくらするような話だ。本人も「まさかそんな事を考える人はいないでしょうね。まして実行す人も」とけろりと言う。
家の近くで「ここで」というので車を止めると、「明日は久住に行くつもりです」とぺこりと頭を下げて、すたすた歩いていった。
なんと言う強靭な足と精神力だろう。歳はわずかに一歳した。おそれいりました。

2 件のコメント:

  1. ほたるの宿2013年8月13日 8:11

    何をするにも自分の足で歩くことが基本。と、考えて速足散歩を
    初めて3年経過。今ではいろんなときに「歩く」ことが楽しくて
    たまりません。週2回出勤の睦ちゃん、まだ二重あご、三段腹のままだったので適度な運動習慣をつけることを勧めておきました。

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    1. そんなに太っていましたか。
      ぼくも歩くのが苦手になっています。やろうかな、速足散歩!!!楽しくなるまで持つかな?

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