2010年12月9日木曜日

「へヴンズ・ストーリー」

 なんとこの映画4時間38分もの長尺なのです。
 監督は大分出身の人で、大学は哲学科という変り種で、そのせいかどうかわかりませんが映画も変わっています。
 生意気なお店のボスと小娘が口をそろえて「え!まだ観てないんですか。みても良くわからないかもね」などと挑発するものですから、観てしまいました。
 まあ一言で言えば「メルヘン」ですね。人間のというより日本人の原罪のようなものを、残酷にコミカルに美しく醜く描いた童話とでも言いましょうか。
 映画を見た後、そのように生意気な連中に感想を漏らしたところ「もっと解りやすく述べよ」と又しかられました。
 「でもあんな長い映画をよく観たもんだね」というと、件のボスは「ぜんぜん平気、まったく間延びはしないし長いとは思いませんでしたよ。ちょこっとだけ寝ましたけどね」。
 寝るな!

1 件のコメント:

  1. ほたるの宿2010年12月12日 9:01

    4時間38分もの長尺物、とても根気が続きません。
    観れてもせいぜい3時間かなあ。理論だてて考えることが苦手なので「面白かった!」「カッコよかった!」「スカッとした!」という映画しか観てこなかったし、今からも観れないでしょうね。その分何かで補わなきゃ、馬鹿のままで土に還ってしまいそう。

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