2010年12月2日木曜日

いずれ土に帰るからね

 「死んだらいったいどうなるのだろう」「この世界は存在し続けるのに、それを目撃することもできないし自分を認識してもらうこともできない」と、とてつもない不安に襲われたのは中学2年の時。通学の途中でした。
 「死の不安から逃れることは一生できないのかな」と若い僧に聞いたのは30台だったか。私より若いその僧は、「私も良くわかりませんが、年を重ねるときちんと向かい合えるようになるのでじはないでしょうか。死に向かって生きているのですから。」と自信なさそうに答えてくれたものだ。
 ただそれだけの答えで私はとても楽になったことははっきり覚えている。
 産山村の片隅で小さな畑を作り、周囲の自然を楽しむ生活を始めた時数人の友人は「何でそんなところに、どうしていまさら百姓のまね事?」と聞いてくる。
 そんな時「いずれ土に帰るからね。そんな環境が恋しくなってきたのかな」と答えることにしている。

3 件のコメント:

  1. ほたるの宿2010年12月7日 7:46

    身に余るほどの多くの体験をさせていただいた今回の人生、
    いつ土に還っても満足だと思っていましたが、最近少し変化しました。来春定年を迎える妻、きちんと年金が出るようになるのは5年後。その間、ぼくが生きながらえて食わしてやらなければ、考えたりするようになりました。また、生きている内に、これまで世話になった方々へ少しでもの返礼ができたらいいなあ。

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  2. 難しいものですね。
    考えていてはどうにもならなくなっていくだけの様に思えてきます。人生50年と言われてもはや14年が過ぎたこの人生
    今からの人生は、自分に出来ることを自分でやりながら色々なお世話になった人たちに少しでも恩返しが出来ればいいと思っています。さて、ひょこっとの今月号に稲作り体験募集を記載しております。貴君もメンバーの一員としてすでに登録済みです。
    菊水の三段腹の・・・ともども頑張って「無農薬」の
    米を食べましょう。

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  3. 米作り、楽しそうですね。でもしんどそう。まあ、みんなでやれば何とかなるか。むっつり氏の段取りよろしくやりますか。

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