2010年12月19日日曜日

M先生からの手紙

 高校生の時代は今から45年以上も前。特にお世話になった先生が3人居る。一人は1年生の時の主任で、もう一人は教師になりたての副主任、3人目は隣の高校の先生。
 3人とも健在で、いまだに時々交流がある。
 今は神戸に住んでるそのお一人から久しぶりに長い長い手紙が届いた。A4の用紙にワープロで12枚の大作である。それなりに病を得ながら、相変わらずボランティア活動を中心に、娘の家のお手伝い、近所の犬の散歩などをしていると書いてある。
 この先生、実は随分早く教師を辞めた。実家の家業を継ぐためにやむなく退職してふるさと鹿児島に帰ったと記憶している。だが先生を慕う教え子たちが多く、数年前当時の教え子たちが計画して母校に呼んで、懐かしい授業をしてもらったと報告があった。残念ながら私は参加できなかったが、きっと思い出の授業になったことだろうと思った。
 しばらく前まで手作りの「撫で地蔵」を作っていた。お年寄りのボケ防止のために、やや荒削りのお地蔵様を自分で彫って贈っていたのだ。
 私にも2体の「撫で地蔵」が送られてきた。「毎日しっかり撫でて、ボケないように」というわけだ。ひとつは別府の家に。ひとつは山小屋において、今のところ眺めている。
 生意気なお店で長い返事を書いていたら、小娘が「何を書いているんですか」と聞くので「当然ラブレター!」とウインクして見せた。

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