2011年2月26日土曜日

「酔いがさめたら、うちに帰ろう」

 この映画は実はスルーしようと思っていた。ところがNHKのつり番組で西原親子が出演する放送を見て気が変わった。
 漫画家の西原理恵子と戦場カメラマンの旦那と家族の物語。旦那は極端なアルコール依存症。入退院を繰り返し、ついには自ら決意して精神病院に入り家族に支えられて社会に復帰しようと戦う。もうすぐ退院ができるというある日癌を宣告され余命は無いと告げられる。
 この夫婦すでに離婚しているが、西原は子供たちの父親を何とか立ち直らせようと支え続けるのだ。
 この映画は旦那が書いた同名実話小説を基にしているらしい。
NHK「日本つりの旅」で沖縄の南洋チヌつりに挑戦しながら、西原は連れて行った男の子に「男はやっぱりつりでしょう」と言い聞かせる。死んだカメラマンはつりが得意だったのだろうか。まだ結婚する前、彼につれられ初めて行ったつりの記憶とそこに居るカメラマンの素敵な姿が、いつまでも彼女の脳裏に焼きついているのだろうか。
 男の子は見事にチヌを釣り上げ、「こんなにモチベーションがあがるとは思わなかった」と興奮していた。
 一ヶ月ぶりに生意気な店を訪ね「いい映画だったよ」というとコーヒーがただになった。

3 件のコメント:

  1. ほたるの宿2011年2月28日 7:51

    この夫婦共著の本は何冊か読んでいるのですが、
    映画化もされたのですか。映画に詳しい貴君が
    「いい映画」と評価したのを知って観たくなりました。
    ぼくもエルザのコーヒー代をただにしてもらえるかな。

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  2. 僕も見逃したかもしれない映画なので、ちょっと得した気分です。
    これまで本も読んだことが無く、この夫婦についてもまったく知らなかったので、つりに興味を持っていたおかげです。
    コーヒーがただになると良いですね。
    このところますます視力が弱くなって、読書がつらくなっています。めがねで矯正できるようなものではないので厄介です。

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  3. ほたるの宿2011年3月7日 7:40

    益々観たくなって映画情報を確かめましたが宮崎では上映していません。インターネットで確かめると昨年末完成だったのですね。DVDの登場を待ちましょう。同窓会が終わり目標のなくなった橋正さんは呆けています。

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