2010年8月1日日曜日

外に出かけるときには注意、の巻

 お昼少し前、そういえばこのところ余り歩いていないことに気づき、うす曇なのでちょうど良いと散歩に出かけました。ところがコースの中ほどで雲が切れ、帽子をかぶっていない僕の頭をカッと直撃し始めます。防御体制が薄くなっている僕の頭を容赦なく攻撃してきます。初めて頭髪の存在理由を実感し、見えないわが頭部の実態が想像され、手で日光をさえぎりながら早足になるのでした。
 どこかでお昼をと、めぼしいお店を探すのですが、ようやく思いついた駅前の天ぷら屋は数人の待ち人が居てしばらく時間がかかりそうです。やむなく駅構内の食堂街に逃げ込み、鳥天どんぶりを寂しく食べていると、目の前をご婦人が通りかかり、オヤという表情で立ち止まります。
 某国会議員の奥様で、「どうしたの、お一人で?」と声をかけてきます。
「あなたこそ、何をしているの?お父さんは?」
「ちゃんとお仕事をしてるよ。なんだかめちゃくちゃ忙しいみたい。私はこれから東京。」などとしばらく雑談。
 この某国会議員、はじめて出馬した10数年前から印刷物のすべてを私が企画してきたのです。10年目の記念出版も大手が、時間が足りないと断ってきたのを、綱渡りのような芸で間に合わせたのでした。
 出版祝賀会には東京まで、建築屋のひげ、カメラマンの常、スタジオのしゃれ男と4人してでかけたものです。
 お互いの家族の状況など話して、じゃよろしくと分かれたのでした。
 
 〆はやはりいつもの喫茶店。濃い目のコーヒーとマスターの渋い声で少し涼しくなって家路に着くのでした。
 きょうの反省、外に出るときは帽子をかぶろう。

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