2010年4月20日火曜日

「佐藤優」にはまる

佐藤優といえば、わかる人はわかるあの人だ。
鈴木宗男という北海道の政治家が、政治資金規正法かなんかで特捜につかまったとき、その前座のように逮捕された外務省の職員である。当時外務大臣の田中真紀子さんが「あの人がラスプーチンよ」と叫んだあの人だ。
その佐藤優が、長い裁判を経てようやく有罪になり、めでたく元外務省職員になり、作家という肩書きで縦横無尽の発言をしている。逮捕後すでに10数冊の読み応えのある著作を物している。
とにかくびっくりするのは、彼の知識の広さと深さである。もともと神学者で、クリスチャンでもある彼は哲学、宗教論は言うに及ばず、経済学から情報学まで実に幅広い勉強をしている。
今のところ、佐藤優に論争を仕掛ける論客はいそうになく、こぞって対談をしているように見える。彼との対談本はいっぱい出ている。
だがだが、感心ばかりはしていられない。少しは眉につばつけて「佐藤優に学んだ方がいい」と思っている。それでもなお、佐藤優は面白い。

1 件のコメント:

  1. おぉ!ちゃんと毎日書いてる。Googleの検索でも見つけられるようになったよ。

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