2010年7月6日火曜日

消費者が馬鹿なのか?

 佐高信という辛口の評論家がいる。
 珍しく社民党支持者だが、先日NHKの「週間ブックレビユー」という番組で、自分が評論家になるきっかけになった本として「消費者の権利」(岩波新書)を紹介していた。
 早速買ってパラパラと読んでみたが、くそ難しくて少し面白い。
要するに「消費者は事業者が提供するサービスや商品に対して、その商品が安全なもので価格も適正なものかどうか知る術を持たないが、そのような取引が対等な取引と呼べるのか」ということのようである。
 なるほど思い当たることがある。
 選挙の候補者もまったく同じことが言える。
 その候補がどんな能力や可能性を持ち、消費者(有権者)に対してどんな利益があるのかはほとんど解らない。特に初めて立候補するときは顕著である。政策や演説内容は周りがよってたかって作ってくれる。いわば偽装である。
 消費者が知るのは、ポスターや選挙公報・はがき・選挙車・演説会などだが、多くの消費者はポスターを見るくらいのものである。その商品価値をまったく知らされていない、のと同じである。 
 結局は自民印とか民主印とか社民印というメーカーで選ぶか、「かっこいい・きれい・見たことがある」
というミテクレでえらぶことになる。
 昔ウインドウズが売り出されたとき、長蛇の列に並んでようやくソフトを買った男性に「どうされますか?」とインタビューした時、「いやー、パソコンは出来ないんですけど、みんな買っているのでつい買ってしまいました。」という映像を思い出してしまった。

6 件のコメント:

  1. 悩める編集者2010年7月6日 23:02

    プログが速いテンポで更新されるのは、前向きな証拠で嬉しい。一方、「ひょこっと」の原稿もよろしく、と口に出しそうになる。橋正さんも原稿用の俳句2句はとっくに出来ているのだが、なかなか本文に取り掛からない。締め切りが迫らなければ書けないのだとか。井上ひさし氏と同格の遅筆ととらえるべきだろうか。

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  2. 悩める編集者2010年7月6日 23:09

    速いテンポでプログが更新されるのは前向きに生きている証拠で嬉しい。一方、「ひょこっと」の原稿もよろしく、とお願いしたくなる。橋正さんも原稿用の俳句2句は準備しているのだが、なかなか本文に取り掛からない。締め切りが迫らなければ
    書けないのだとか。井上ひさし氏と同格の遅筆と考えるべきでしょうか。

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  3. 悩める編集者2010年7月7日 7:34

    プログ更新のテンポが速いのは前向きな生き方だと思い、嬉しい。一方、「原稿もよろしく」と編集者の顔が顔を出してしまう。橋正さんは原稿用の俳句は2つも出来ているのに「追い込まれないと書けない」と着手しない。井上ひさし氏の遅筆とは
    少し質が違うように思う。

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  4. 多分、橋 正さんは他の雑誌に原稿を渡しているのだと思います。
    ですから、編集者さんとしては、夜討ち朝駆けした後、橋正さんの机の隣を陣取り、原稿を書き上げるそばからもぎとって行くのが肝要だと思います。

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  5. 多分、橋正さんは他の雑誌の原稿料に目が眩んだのだと思います。
    ですから、編集者さんとしては、淹れてあげる珈琲に橋正さんの作った野菜の浅漬けをつまみとして添えるのが肝要だと思います。

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  6. 明るい編集者2010年7月7日 21:44

    それで分かました。私がブラックニッカニカの酔いでミスって
    同内容のコメントを深夜から朝まで3度もしている間に橋正さんは平凡パンチに原稿を届けていたのですね?それにしても家主のWakkyさんは「外遊」中でしょうか。

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