2010年5月17日月曜日

人肌も土肌も、いいねえ!

 産山村の片隅で、百姓の真似事をしている。
今年はジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、春大根、ラディッシュ、ミニトマト、きゅうり、なす、ゴーヤ、ピーマン、などを植えた。
 昨年までは、鍬で畑を起こして畝を作っていたが、どうにも作業がしんどくなった。そこで、あれこれ迷った挙句、小さな耕運機を買った。だが、実際に使ったのは2~3日で、後はやはり鍬に頼った作業になった。
 ほんとに小さな畑だが、作業をしてみると結構しんどい。先日遊びに来た「奥目のアニー」は、勤めの傍ら3・5反もの畑を作っていると言うから驚きである。しかも自然農法を志向しているらしいから、苦労はなおさらだろう。
 私も堆肥を自分で作っている。何とか使える(と自分で思う)堆肥になるのに3年はかかった。それでも昨年はあまりいい出来ではなかった。まだ堆肥のことがわかっていないのだと思う。
 土に触れる作業は心が休まる。まいた種が芽を出すだけで、喜びにあふれる。なんだかこれだけで、
「いいよ、すべてOK]と言う気分になる。
 人は死に近づくにつれ、大地が恋しくなるのだと思う。人肌と土肌が同じに思えてくる。

3 件のコメント:

  1. ほたるの宿2010年5月18日 6:51

    退職後の趣味のベスト3は蕎麦打ち・土いじり(陶器づくり・畑仕事)とか。人肌にはとんと縁のない人生だが、花や野菜を育てる仕事は楽しい。まず、発芽時の喜び。今年は気温が上がらず今、ようやく苗ができ始め今後の作業が楽しみです。

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  2. 肌が土色に変わるのだけは、もうちょっと先がいいなと、最近は思うようになりました。
    燗は人肌って言葉があるとすれば、棺は土肌になるのでしょうか。
    緑雨はアパート住まいなので、WAKKYさん、ほたるの宿さん、橋 正さん達なんて、うらやましさの極致ということになります。
    それにしても、五体が土に触れるのは何か原点のような気もします。

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  3. よく行く眼鏡屋さんが渓流のいいポイントを教えてくれました。
    水肌にも感動を得られるかもしれません。

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