NHKの「日本人はどこから来たのか」という真面目な番組を見た。
それによると、南のほうから来た石器人は沖縄で止まり、北から来た狩猟族は北海道・東北地方まで来て、朝鮮半島から来た民族は九州から関西に展開したらしい。
とすると、昔「蝦夷と熊襲」という言い方をしていた「蝦夷」が北から来た人たちで、「熊襲」が南から来た人たちだろうか。なるほど、アイヌの人たちの顔かたちと沖縄の人たちの顔かたちは、標準的な日本人の顔かたちとは少し違う気がする。
そういえば、少し前国会で「アイヌ族は先住民だということを認めた」ことがあったっけ。
とすると、標準的な日本人は朝鮮半島から来た人たちということか。
とすると、「古事記」や「日本書紀」で主張しているらしい天皇家の系譜の正当性は、どこから来た人たちのもので、なぜ必要だったのだろうか。
私の家系は神道である。天皇家の神道があるように、私の(あるいは私たちの)神道があると思っている。田舎にはそれぞれの氏神様が祭ってあり、部落ごとに小さな祠があった。天皇家神道や国家神道とは峻別しなければならない、と思っている。
敬愛する佐藤優氏は「天皇家神道の精神」が日本の国体である、という意味のことを(私の理解不足かも)書いているが、「そうなの?」と思ってしまう。
もう少しお勉強しまーす。
僕の家も神道である。祖父の代に、事情があって仏教系(宗派は不明)から神道に鞍替えしたとのこと。教派神道系のどれでもなかったことから、当時の国策に自ら組み込まれて神社神道系になったものだと思います。その事情とは、当時から僕の家系は貧乏の伝統を誇っていたため、戒名を購入できるお金がなく「渡りに船」状態だったのではないかと、これはかなり確信があります。
返信削除神道はバイブル(経典、教義)がなく、精神みたいなものに依拠していくのでは。それにしてもこのような問題は非常にデリケートで論じにくいですね。
宮崎は半数近くが神道なのだそうです。神道はお金がかからなく、教えも戒律もないのでとてもいいですね。
返信削除何しろ八百万の神が居るのですから少々欠けても増えても困りません。