2010年6月22日火曜日

思い出を語るようになってしまった

 いよいよ参議院選挙が始まった。今回の選挙、私の周囲は比較的静かである。
 選挙という声を聞いただけで、血沸き肉躍り駆け回っていた頃が懐かしい。つい3年前まで、選挙に関する印刷物の製作を仕事にしていたので、いわば書き入れ時でもあった。交友関係上、それに私の主義からも社民党関係と一部の民主党関係の候補者の仕事を大半こなしていた。
 忙しい時には事務所に泊まり込みで仕事をした 。
 統一地方選挙の前には、私の事務所はあたかも選挙対策本部のような体をなしていた。たとえ同じ党の候補者でも敵同士になるが、鉢合わせになることもしばしばだった。

 私に仕事をさせてくれるには、それなりの理由があった。ほとんどが知人であることもそのひとつであるが、過去の資料をほぼ全部持っていることが大きい。特に写真は大切。ポスターに使う写真はプロに撮ってもらうが使用権を買い取るという条件で撮影してもらった。そして「たのむで」という一言でおおむね必要なものを揃えて提案できたから、候補者にも事務局にも便利だったのだと思う。

 社民党が消滅寸前になっているのは、候補者を労働組合出身からえらんできたこと、その労働組合が自分たちの要求をまず先行させてきたことにあると思う。さまざまな言い分はあるが、労働運動が社会運動でなくなったとき、国民はなれていったのではないか。

 などと、暇になった社民党支持者は思うのである。

 
 
 

1 件のコメント:

  1. ほたるの宿2010年6月23日 7:22

    「古い奴だ」と笑われそうですが、後段同感。私も
    支持率のわずかな変動に一喜一憂している人間で
    あります。

    返信削除