次男坊が孫を連れてひさしぶりに帰ってきた。5歳になる孫は幼児から少女になっていた。
女房はいそいそと「ひや汁」を作る。オフクロ直伝の「ひや汁」である。長男も次男もこれに目がない。といっても宮崎の人ならほとんど誰でも「我が家のひや汁」をもっている。
我が家の「ひや汁」は、少し変形であると思う。お袋はだしに丁寧に頭と内臓を取り除いたイリコをすり鉢で摩り下ろしたものを使っていたが、我が家では鯵を使う。生なら塩焼きして、ていねいに身をほぐして使うし、干物なら焼いて使う。この方が簡単で味もいいように思う。
そのほかは、みそを焼いて使うか、豆腐を水切りしててでほぐしながら入れるか、はそのときの事情による。キュウリは軽く塩をして絞っていれるし、大場は千切りにして入れる。
20年位前、宮崎の新聞から「何か宮崎の思い出を書け」といわれ、「ひや汁」がいかに優れた食文化であるかを書いたことがある。どうして他の地域に広がらないのか不思議である。
今回も「やっぱりこれは、栄養は満点、夏でもさらさら食えるし、うまい。最高の食べ物だね」とみんなの意見は一致した。
そうです「冷や汁」は最強です。エロスです。
返信削除ピーナツを入れてもまろやかですし、
茗荷もシュールです。
ピーナツや茗荷は知りませんでした。さっそく試してみます。
返信削除「早飯早❍芸の内」という言葉がありますが、ぼくは「冷飯・
返信削除冷や汁・芸は無し」という人生です。西都市三納には冷汁保存会?があってT.Mさんが手腕をふるっていますよね。
「ほたるの宿さん」に宿泊して、夕食に「冷や汁定食」をお願いすると、先付けから始まって、酢の物、刺身、焼き物、揚げ物、煮物、デザート、その間にビール、焼酎、日本酒、ワイン、メチルアルコールが出てきます。
返信削除最後に、ご主人のかくし芸で座を沸かせます。
確かに、保存会会長のT.Mさんからピーナツの摺り入れの秘法を教わりました。
ほたるの宿では、料理、飲み物、かくし芸に至るまで全て
返信削除お客様の「持ち込み」でご利用いただいております。持ち込み料をいただかない代わりに、おこぼれをいただくことがあります。店主敬白